介護保険施設で昨年、ベッドを柵で囲むなどの身体拘束を受けた利用者は1千人(3・8%)だったことが県介護指導課の調査で分かった。前回調査(平成19年)の1094人(5・3%)から減少していた。また、適正な手続きをとらずに身体拘束されていたのは12・1%だった。
身体拘束の方法(複数回答)は「ベッドを柵で囲む」37・4%、「ミトン型手袋をつける」26・4%、「拘束帯や腰ベルトをつける」24・9%だった。
身体拘束は原則として禁止されており、利用者の家族のうち84%が「原則禁止」を知っていた。ところが、家族の63%が「本人や家族に十分な説明があり同意できれば仕方ない」、35%が「施設に迷惑をかけるならばやむを得ない」と回答した。
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