エーザイ株式会社は、このたび、日本で開発を進めてきた不眠症治療剤SEP-190(一般名:エスゾピクロン)について製造販売承認申請を行ったと発表した。
同社が開発を進めてきたSEP-190は、近年主流になっている睡眠薬の中でも副作用をより軽減した非ベンゾジアゼピン系睡眠薬で、一過性不眠や慢性不眠に対して有効とされる。長期間にわたり服用しても、薬の分量を増やさないと効果が現れなくなる「耐性」を示さないことが特長だ。
SEP-190は、米国サノビオン社が2005年4月より製品名「LUNESTAR(ルネスタ)」として販売しており、入眠障害や中途覚醒を訴える様々な不眠症の患者様に広く使用されている。今回、エーザイがサノビオン社とのライセンス契約に基づき、日本における開発・販売の独占的な権利を獲得。
国内での製造販売承認申請にあたって実施した臨床試験の一部では、20歳以上85歳未満の慢性不眠症患者に対し、1日1回、24週にわたる長期間投与した。その結果、日本人成人および高齢者の不眠症患者に対する安全性が確認された。
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