日本病院団体協議会(日病協)は、2012年度の診療報酬改定に向けた要望書を、2月4日に厚生労働省保険局に提出する。新設を求める「外来リハビリテーション管理料」に関しては、医師が毎回診察しなくても、医師が発行する「リハビリテーション処方せん」に沿って、「2週間-2か月間程度」を目安に一定の期間を設定し、この間にリハビリテーションを提供できる仕組みを目指している外来リハビリテーション管理料の対象には、病態の安定した患者を想定している。医師が毎回診察しなくても、理学療法士などリハビリテーションスタッフによる訓練をこうした患者に提供した場合への評価を求める。
日病協が要望するのは、外来リハビリテーション管理料の新設のほか、▽医療情報システムのIT化に関する評価▽同じ医療機関の複数診療科を同じ日に受診した場合の診療報酬上の取り扱いの緩和▽入院患者が別の医療機関を受診した場合の診療報酬上の制限撤廃―の各項目。
医療情報システムのIT化では、厚労省の標準規格に適合した電子カルテなどのシステムを使用した場合に、診療報酬で評価するよう求める。医療情報システムの整備と標準化を促進し、医療の質向上を促す狙い。
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