「株式会社めぐみ」(千葉県木更津市)が運営する通所介護事業所「めぐみの家」(同)の利用者が、今年7月に送迎車内に取り残されて熱中症で死亡した事故で、県警木更津署は12月10日、業務上過失致死の疑いで同社社長ら2人を書類送検した。
送検容疑は、通所介護利用者の送迎で同社社長の女性(63)と元運転手の男性(70)が7月24日、利用者の降車確認を怠ったことから、女性の利用者(81=当時)を午前9時10分から午後5時すぎまでの約8時間、車内に取り残して熱中症で死亡させた疑い。同署によると、社長と元運転手は容疑を認めているという。
問題が発覚した後の7月27日、千葉県と木更津市は合同で同施設に立ち入り調査を実施。利用者の安全が確認できるまで事業休止を要請していたが、8月12日付で休止要請を解除した。また、同施設の管理者は11月1日付で社長から別の従業員に代わっている。
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