カルシウムの吸収を促し、骨の形成を助けるビタミンDの不足は骨折や転倒の原因となり、骨折したことがある高齢者には不足傾向が確認されている。太ももの付け根近くの骨折がもとで、歩行困難から寝たきりにつながる人も多い。
国立長寿医療研究センターは「ビタミンDの取りすぎは良くないが、干ししいたけなどの食品やサプリメント、日光浴などで補う方がいい」と述べている。
調査対象は愛知県内の特養や老人保健施設、認知症グループホーム計46施設に入所する女性435人。寝たきりになっていない人たちで、平均年齢は86歳。