本書は「パーソン・センタード・ケア」提唱者、故トム・キットウッドに師事し、彼亡き後、ブラッドフォード大学認知症ケア研究グループで、その実践を国際的にリードし続けた著者が、パーソン・センタード・ケアの4要素（VIPS）を掲げ、実践的な内容をわかりやすく解説。
VIPSとは、V：人々の価値を認める、I：個人の独自性を尊重したアプローチ、P：その人の視点に立つ、S：相互に支え合う社会的環境、の頭文字をとったもので、本書ではVIPSフレームワークを使った実践的なアプローチを展開している。
【目次】
推薦のことば：長谷川和夫
日本語版刊行にあたって/はじめに：ドーン・ブルッカー
Part1 パーソン･センタード･ケアが意味すること
第1章 パーソン・センタード・ケアとは何か？
第2章 人々の価値を認める（V）
第3章 個人の独自性を尊重したアプローチ（I）
第4章 その人の視点に立つ（P）
第5章 相互に支え合う社会的環境（S）
第6章 "VIPS"をあなたの施設で実践する
Part2 VIPSフレームワークをつかって
付録：VIPSフレームワークシート
資料：認知症ケアマッピング（DCM）とは
参考文献
索引
■著者：ドーン・ブルッカー
■監修：水野 裕
■翻訳：村田康子・鈴木みずえ・中村裕子・内田達二
■発行：クリエイツかもがわ
■頁数：242ページ
■定価：2310円(税込）