第一三共株式会社は1月21日、NMDA受容体拮抗 アルツハイマー型認知症治療剤「メマリー錠5mg、10mg、20mg」(一般名:メマンチン塩酸塩)の製造販売承認を取得したと発表した。
同薬は、ドイツに本社を置くメルツ ファーマシューティカルズにより創製されたNMDA受容体拮抗剤で、2002年に欧州医薬品庁(EMA)、2003年に米国食品医薬品庁(FDA)より承認され、中等度から高度アルツハイマー型認知症の標準的治療薬の一つとして、世界70カ国で使用されいる。
今回、ヤンセンファーマの「レミニール」が同日に発売承認取得を発表したが、わが国のアルツハイマー型認知症治療における薬物治療の幅が広がることで、より多くの患者に光明を与えることが期待されている。
【製品概要】
■販売名:メマリー錠5mg,10mg,20mg
■一般名:メマンチン塩酸塩
■効能・効果:中等度及び高度アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制
■用法・用量:通常、成人にはメマンチン塩酸塩として1日1回5mgから開始し、1週間に5mgずつ増量し、維持量として1日1回20mgを経口投与する。
■製造販売承認日:1月21日
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