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協会けんぽ保険料年2.1万円アップ―平均年収の加入者

全国健康保険協会(協会けんぽ)は12月25日、第16回運営委員会(委員長=田中滋・慶大大学院経営管理研究科教授)を開いた。この中で来年度の予算案について説明し、保険料率を現行の8.2%から約9.3%に引き上げた場合、加入者平均の年収374万円の場合、保険料が年に約2万1000円(労使合計で約4万2000円)上昇する計算になるとした。

 12月23日の長妻昭厚生労働相と藤井裕久財務相との折衝では、協会けんぽの国庫補助率を来年7月から、13%から16.4%に引き上げることで合意している。2012年度までの特例措置により、国庫補助率を据え置いた場合よりも保険料率は0.6%程度縮小し、約9.3%となる見通し。1月末には厚労相から認可される予定だ。
 この日の委員会では、石谷隆子委員(全国社会保険労務士会連合会常任理事)は、事業主や被保険者の立場では、9.9%から9.3%に抑えられそうなことはあまり関心がないとした上で「8.2%から9.3%に上がったという感覚。そこをどう理解してもらうかが大切」と述べた。

■介護保険料率は1.50%の見通し

 同日の委員会では、協会けんぽの2010年度の介護保険料率が現行の1.19%から、来年3月分(任意継続被保険者は4月分)から、1.50%になるという見込み値が示された。
 料率は、介護納付金(6945億円)から国庫補助(1221億円)を引き、総報酬額(39兆6631億円)で割った値(1.443%)に加え、過年度保険料の収納見込み額(18億円)、2009年度末に見込まれる不足分(230億円)を勘案して設定した。
 これにより、40歳以上65歳未満の介護保険第2号被保険者の介護保険料は、年収374万円の場合年に約5500円(労使合計で約1万1000円)アップする計算となる。

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