Qなんとか自力で入浴できますが、今後も自力で入浴するために気をつけることはありますか。
Aなるべく、次のようなことに気をつけましょう。
・家族や介助者のいる時間に入る。
・浴室は、中から鍵をかけない。
・頻繁に声をかけ、顔を出して様子を見る。
・立ち上がりの動作はゆっくり行い、立ちくらみを避ける。
●浴槽に入るとき
立ってまたぐより、腰掛けてから移動するほうが安全 浴槽のふちにつかまって腰掛ける。
健側の足を浴槽に入れる。
患側の足を健側の手で浴槽に入れる。
手すりにつかまり、ゆっくり浴槽に入る。
湯につかるのは、胸から下にして、浴槽の縁を健側でつかんでいると安定を保持しやすい。
●浴槽から出るとき
急に立ち上がると、立ちくらみをするので注意する。
手すりをささえにして腰を浮かせ、バスボードに腰掛ける。
患側の足を外に出してから健側の足を出す。
●体を洗うとき
安定がよく立ち上がりやすいいすに腰掛けて洗う。 健側の手は太ももにタオルを乗せて洗う。
背中などの届かないところは、長い柄のブラシを使う。
健側の手や足は吸盤付きブラシも洗いやすい。
手ぬぐいに片方の手が入るように取っ手をつけると便利。
手ぬぐいを絞るときは、脇や膝にはさんだり、水道の蛇口にかけると絞りやすい。