Q誤飲に注意したいのですが、どこに注意すればよいのかわかりません。
A
寝たままの姿勢で食べると誤嚥の危険性が高く、椅子などで出来るだけ、座位をとるようにします。 ・上体をやや前傾して、顎をひいた姿勢がよいとされています。 ・座位のとれない方は、ベットの上で上半身をできるだけ高くして、同様に顎をひいた姿勢とします。 胃や胸部を圧迫しないような寝具・寝巻きを使用してください。 ・食べ易い食品を選択したり、調理方法を工夫しましょう。「嚥下しやすい食品-プリン・茶碗蒸し・麺類など、嚥下しにくい食品-もち・パン・とろろ・こんにゃく・のりまき・生の魚貝類・かたゆで卵・クッキーなど、酢の物・みかんなどの柑橘類はむせやすいので注意する) 」喉の通りをよくするために、みそ汁、スープ、お茶などで喉と口の中をうるおしてから、固形の食品を食べるように介助してください。 ・飲み込める量だけ口に入れ、きちんと飲み込んだのを確認してから次の食べんものを口に運びます。 ・固形の食べ物と汁ものを交互に食べるようにしましょう。 ・被介助者がそしゃく中は返事を求めるような会話は避けましょう。ただし、意識状態が低下している場合は、食べ物を口に入れる毎に、声をかけよくそしゃくして飲み込むように促しましょう。 ・咳き込んだり、吐き気やチアノーゼがないか食事中もよく観察し、異常を感じたら直ちに食事を止めます。 |